2009-05-16
俺は死んでも戦場には行かない
http://www.daysjapan.net/taishou/index2.html
「真実」の名のもとにセンセーショナルなものを見せびらかすのがジャーナリズムなんですかね。
「真実」の名のもとに極限状態にある人モノ状況を撮って見世物にするのが写真なんですかね。
いつもいつもこんな写真ばかりがクローズアップされて、もはや不感症になってんだよ、こちとら。
俺はフォトジャーナリストを名乗る人よりはパパラッチを尊敬するし、抜けもしないヌード写真を撮るやつより、アイドルグラビア写真家の技術と審美眼を信じる。
俺は死んでも戦場には行かない。
面白いものはそこいら中に転がっているんだ。
俺は俺の生から切り離された特殊状況に身をおくことを避けるし、平々凡々たる日常から普遍的なものを見つけ出すのが表現者としての俺の役目だと思っている。
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馬鹿げています。
何が馬鹿かって報道精神そのものです。
凄い=素晴らしい、という発想です。
浅はかな人間ほど凄いものは素晴らしいと混同して考えていますが、
大半のジャーナリストはこんなもんなんでしょう。
事実だけを伝えるのであるならば、航空写真や素人撮りで良い筈です。
つまり、順位を付ける必要はない。
この賞の順位のつけ方は商業的な受けの良さを中心にしていると感じました。
商業的である事が悪いとは考えていませんが、人間の不幸を単に不幸としか撮れず、それを見た者が暗い気持ちになるならば商業としては失敗だと思います。
自分は商業っていうのは人を幸せにしてこそ、その対価を得られると思ってるんですが、自分のことしか考えていない人間が多くて嫌になることがあります。